スマホカメラの性能向上により、市場が縮小してきているコンパクトデジタルカメラ、通称コンデジ。
今回、紹介するLUMIX TX1はコンデジの中でも高級コンデジに部類されるものです。
LUMIX TX1を購入して数週間使用したのでレビューしてみます。
フルサイズカメラいらんかも。とさえ思った、とても良いカメラでした。
LUMIX TX1のスペック
LUMIX TX1の主要スペックは以下のとおり。
映像素子 | 原色カラーフィルタ 1型MOS 総画素2090万画素 |
解放絞り値 | F2.8~5.9 |
焦点距離 | 9.1mm~91mm(35mm換算:25~250mm) |
撮影可能範囲 | 通常:50cm(W端)/70cm(T端)~∞ マクロ/インテリジェントAUTO/動画:5cm(W端)/70cm(T端)~∞ |
手ぶれ補正 | ○(通常/流し撮り/OFF) |
サイズ | 約幅 110.5×高さ64.5×奥行 44.3mm(突起部を除く) |
重量 | 約268g(リチウムイオン電池・SDカ-ド除く) |
LUMIX TX1を使ってみた感想
サイズはコンデジの中ではそこまで小さくありません。
とはいえ、レンズ交換式のカメラに比べれば遥かに小さく、重量も300gほどなどで持ち運びにはとても便利です。
TX1を手にしてから、ちょっとした外出の際にもカメラを持ち出すようになりました。
フルサイズカメラではそうはなりません。
シャッターチャンスが大きく増えることは、コンデジを持つ最大のメリットかもしれませんね。
焦点距離は25mm-250mmと光学10倍ズームです。
このズームレンジの広さがとにかく便利。
SONYの高級コンデジRX100M7でも24mm-200mmですからね。
ちなみに、TX1の後継機であるT2は24mm-360mmとさらにズームレンジが広くなっています。(解放F値はTX-1に劣りますが)
タッチパネル対応モニターやファインダーも便利な機能です。
ファインダーは小さくお世辞にも見やすいとは言えませんが、望遠時や日差しがあるときに使ってます。
LUMIXのカメラを使うのはこのカメラが初めてですが、インターフェイスも特に使いにくさは感じません。
25mm側ではこのくらい鏡筒。望遠側ではさらに伸びます。
レンズ沈胴式なので、埃などはどうしても巻き込みは避けられません。
コンデジのデメリットですね。
TX1を分解清掃している強者もいるそうです。
LUMIX TX1で撮った写真作例
普段はRAWで撮影してレタッチしていますが、TX-1に関してはモノクロームのJPEGがいい感じなので、これでしか撮ってません。
JPEG撮って出しで使える気軽さもこのカメラの魅力のひとつ。
まとめ|TX1は隠れた名機
コンデジはスマホに淘汰されるのでは、と思っていましたが、実際に使ってみるとスマホカメラとはやっぱり違いますね。
TX1はコンパクトなボディでありながら、10倍のズームレンジやファインダーを搭載しているので、使っていてとても楽しいカメラです。
写真家の鈴木心さんが「カメラは目、目は重くない。」そんなようなことをおっしゃていた気がしますが、まさにその通りだとTX1を使ってみて感じました。
TX1は同スペックのSONY製コンデジなんかと比べると、お手軽な価格で購入できるので、初めてのコンデジにもおすすめ。
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